50年以上の歴史をもつアリボスは、ガリシア州中部のモンテロソ市にあります。スペイン北西にある弊社は同地域を代表する企業のひとつです。
弊社工場近くに300ヘクタールの栗畑を所有(Castanea sativa Mill種)。
その畑はすべて有機栽培されています。また実習、サポート、栗の木の販売、手入れや収穫など、栗栽培における必要なサービスだけを提供するために有限会社ソウトス・サティバも立ち上げました。
会社概要
世界各国へ輸出
弊社の製品は主に工業、外食産業、大規模流通業のお客様に向けたものです。原産地や品種の異なる栗も、違うフォーマットでのお取り扱いも可能です。さらにお客様の完成商品に必要な厳しい品質基準にもお応えいたします。
設備と工程
品質のよい栗は10月から12月にかけて弊社工場に毎日搬入され、進んだ技術で剥き、選別、冷凍され、その味わい、口当たり、色合いを維持しながら剥き冷凍栗となります。
環境への配慮
有機性廃棄物ゼロ
・栗の皮をバイオマスとしてボイラーの燃料に利用。LPガス使用時なら3M kW/hと同量の、760,000トンのCO2を削減させています。
・燃料からの灰と湿った皮を自社畑で肥料として使用。地元企業と協力して有機肥料を製造しています。
・商品にできない栗は冷凍され家畜の飼料として使用。
・水ろ過時に出る栗の破片は乾燥して栗粉や飼料として使用。
リサイクルと循環経済
・包装ごみの削減
製造工程中の材料を保存するため、再利用できるプラスチック容器を2000個購入。年間80トンの紙の削減につながっています。
・製造工程での水をリサイクル
製造と設備清掃に使われる水を化学薬品を使わずにろ過、殺菌することでリサイクルしています。
・エネルギーの有効利用:LED照明
今までの照明300個以上をLED照明に交換。これにより、平均84 MW/hの電力を抑えられると同時に28トンのCO2を削減しています。
・再生可能エネルギー
弊社工場で必要なエネルギーの87.000kWP/hには太陽光発電を利用。これは年間31トンのCO2削減につながっています。
イノベーション
・利益の5%を製造工程、商品管理などに関わるイノベーションに投資。
資源と原材料の有効利用とプラスチックの削減、トラサビリティ管理のためのソフトウェアや栗加工に対応した人工感知技術も導入。
・研究・発展・革新をコンセプトにした8つのプロジェクトをこれまで実施。
例)廃棄物の価値と加工工程から出る二次製品、新しい原材料と機能性食品、アレルゲンを含まない商品、品種の特徴、栗の木の病気予防など。
社会への責任、第一産業と地域経済
同地域で100人以上の従業員を雇用。そのうち高い割合が正規雇用されています。
またその70%は女性社員であるということも地域経済の発展につながっています。
賞
・2022年:企業プロジェクト賞。ガリシア食品協会。
・2021年:ルゴ県の中小企業オブザイヤー賞。商工会議所。
・2020年:ARDANランキング1200企業中7位。現状況から評価して将来、サステナビリティと許容性を伴う経済的な進展を図ると期待される企業に贈られる賞。ガリシアという地域において顕著な成果を残しています。
・2019:ARDAN指標:運営効率のよい企業、グローバル企業、革新企業、利益をもたらす企業、生産性の高い企業。
・第14回、地域発展賞(2014)。Aresa。
・2010年:国際間取引賞。カテゴリー:国際化。ガリシア企業組合。
・2010年:企業活動賞。カテゴリー:事業の質と安全、環境保護。ルゴ企業組合。
・2007年:環境に優しい企業賞。CRAEGA。
・「革新する中小企業」の認証